ねんどの イルカが
くちばしで びんを 「ことっ」と
つついたのです。

「あっ、うごいた!」
えむくんは びっくりして こびんを
てにとり、コルクのふたを あけました。
「ことことっ」こんどは しっぽを
うごかします。
「もしかして、およぎたいのかな?」

えむくんは さっき おかあさんが
「のどが かわいたら のみなさい」と
おいていって くれた 
みずの はいった コップに
イルカを いれて やりました。

すると、
「クイッ クイッ クイイッ」と 
うれしそうに ちいさくないて
コップのそこまで もぐり、
みずのうえへ ジャンプしたのです。
「わあっ」
えむくんは かすれたこえで よろこびました。
すると イルカは またもぐり、
こんどは 3かいてん ジャーンプ!
「クリクリクリッ」
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